top>DTPって?1
さて、まず「DTPとは何か」ってコトからですね。
・・ってそういうコトはGoogleで検索しちゃいましょう(笑)。
まず一番言いたいことは、DTPは「自衛手段」であるということです。
こりからお話します。
考古学をされている方はご存知だと思いますが、一昔前(もしくは現在)は
「版下」なるものを作っていました。
だいたい私たちが印刷に出すときは2倍角、つまりA4の印刷物を出すときは
A2サイズの原稿を作るわけです。
考古学の場合、版下図版を作るときの作業は、
土器の実測→(コピー)→トレース→レイアウトして貼り付け
という作業を行っていました(A2一枚トレースも私はやったことがありますが)。
また、写真、図面コピーを切り貼りしてレイアウト用紙の文字数を数え、いわゆる
「つかみ本」を作りました。
この「つかみ本」と「版下」で印刷屋さんに指示し、印刷してもらっていたわけです。
でも、この10年ほどになりますが、印刷屋さんの方の世界が大きく変わってきました。
そりはこちらがDTPをできるようになった時期と重なると思うのですが。
それまでは写植が使われていました。
写植とは、文字盤の文字を光学的に印画紙に焼き込んで美しい文字を再現する方法です。
写真と同じですね。
それが近年は版下をスキャニングしてプリントアウト、つまり私たちのパソコンと
同じコトをするようになったのです。
その過程はこのページがわかりやすいです。
そのおかげで印刷費が相当安くなった一方で、粗悪版が増えました。
報告書を作られたことがある方ならばご存知かもしれませんが、個人的な経験では、
ちょうど5年前あたり、印刷の質が突然ファックスなみに落ちたことがありました。
線が「ギザギザ」になってたのです。
これまではこちらの作った版下を単に「写真にとって」いたのが、スキャニングによって
いろいろな不具合が出てきました。
これも個人的な経験ですが、円グラフの版下を出したら、スクリーントーンが
出にくいからだと思いますが、印刷屋さんが勝手に独自に円グラフをつくり、
まったく別のトーンで校正がきたことがあります。
また、遺物のトレースには特に細い線がたくさん描かれますが、現在のスキャニング・
印刷では拾い切れないものが多く、つぶれるかなくなるかのどちらかになることが
多いです。
このように、DTP時代には、版下を作っても版下にならない場合が多くなってきました。
失敗を起こさないためには、まず印刷屋さんが何をしているのかを知る必要があります。
その上で、厳しくチェックをしなければなりません。
DTPをするということは、印刷屋さんに自分の作成したデータを触らせないという
ことで、DTP時代に「版下を作る」ということになるのです。
これは一種の自衛策とも言えるでしょう。