top>DTPに使うソフト
さて、今回はDTPをするときに必要なモノは何か、ということです。
DTPにはいろいろなレベルのものがあり、実はMicrosoftのWordで作った
データを渡しても印刷はできる、つまりDTPになるのです。
しかしこの場合はかなり強引な手を使う必要があり、さまざまな問題も
抱えています。実際には、専用のソフトを使うのが常識です。
比較的自由にDTPするには、次の3種類のソフトが必要になります。
(1)写真加工ソフト
(2)お絵かきソフト
(3)レイアウトソフト
(1)写真加工ソフトは、Adobe(アドビ)社のPhotoshop(フォトショップ)が有名ですね。
ウチの会社ではバージョン7を持っていますが、最近は
「PhotoshopCS」なるものが発売されました。「CS」は「クリエイティブスーツ」と
呼ぶそうです。
写真加工ソフトで何ができるかというと、
図、写真に対して
・印刷に適したカラー設定にする(RGB画像をCMYK画像にする)
・印刷に適した解像度、サイズにする(一般的な解像度は350dpi)
・写真の色調など、必要な補正を行う
・写真を好きなようにトリミングする
RGBとCMYKの違いですが、難しく考えるよりも、
「デジカメやパソコンのモニタはRGBで色を出しており、
印刷はCMYKで色を出している」
とだけ覚えましょう。
RGBとはレッド、グリーン、ブルーの3色。
CMYKはシアン(青系)、マゼンダ(赤系)、イエロー、ブラックの4色。
ブラックがなぜ「K」なのかは知りませんが(笑)、印刷でキレイな黒を出すために使います。
つまり、印刷に出す写真、図版はすべてCMYK画像でなければなりません。
RGBだとエラーか、もしくは何も出ないか(やったことない)で、出力されません。
印刷に適した解像度、サイズですが、
解像度は印刷線数に対応するもので、写真の質をどこまで求めるかによります。
一般的な考古学の調査報告書では175線で印刷しています。写真画像はその2倍の解像度が
必要と言われていますので、175線×2=350dpi必要ということになります。
しかしたとえば美術書は200線印刷とか言われますので、そうした高解像度印刷を
したいのならば、この場合は400dpi必要になります。
400dpiの方がキレイに決まってるのに、なぜそうしないかという風に聞かれるかもしれません。
解像度とは決まった範囲にいくつドットがあるのか、という意味です(dot per inch)。
デジカメ画像をたとえば72dpiから350dpiに変換したとすると、
1インチ内に72ドットあったものを350ドットにするわけですので、画像自体が
かなり(この場合は5倍くらい)小さくなります。
デジカメ画像をモニタでみると、かなり大きな画像を撮れているように思えるかも
しれませんが、私の500万画素機を例にとると、ピクセル数は2560×1920で、
350dpiでは、185.78mm×139.34mmの大きさにまでしか印刷できません。
いわゆるキャビネットサイズ程度ですね。まぁこの大きさまでなら、印刷で写真と遜色のない
クオリティが(理論上)あるということです。
(2)お絵かきソフト
お絵かきソフトの代表格は、Adobe社のIllustrator(イラストレーター)です。
わが社はバージョン10をもっていますが、現在はPhotoshopと同じCS版が出ています。
このソフトができるのは、
・イラストが描ける
のみです(笑)。
ただし、イラストは小さいものからポスター大、もっとそれ以上のものまで、しかも
文字、写真、ほかなんでもつけたり加工したりできます。つまり、なんでもできます。
1ページもののレイアウトならばゼッタイこのソフトです。自由度が高し。
逆にいうと、デザインに凝らないものについては、あまり必要ないのかもしれません。
しかし、たとえば土器の実測図をトレースしたいときなどは、このソフトを使います。
(3)レイアウトソフト
私がもっているのはAdobe社のPagemaker(ページメーカー)Ver.7ですが、
最近は同じくAdobe社のInDesign(インデザイン)CSが人気のようです。
このソフトでは、
・図版、写真のレイアウト
・文字組
をします。
逆にいうと、他の作業は(1)(2)に任せておいたほうが混乱は少ないです。
画像を貼り付けて、文章を流し込む。あとは細かい文字組の手入れ。これ最強。
さぁ、次はなにを書きましょうか。