なぜ遺構・土層の時期がわかるの?


遺構 / 遺物  【 i−kou  : archaeological features ; structural remains ; features 】
【 i−butu : archaeological remains 】(大塚・戸沢編1996"最新日本考古学用語辞典"より)

考古学の基礎資料です。
遺物とは、
土器、鉄器、石器、木器、骨角器、貝殻、木の実といった、モノ
を指します。

一方で遺構とは、
竪穴住居、溝、墓、穴(土坑:どこう)など、発掘調査によって発見された、地面に刻まれた痕跡
を指します。


〜遺構の切り合い関係による新旧の認定〜


土は思っている以上に積もっていくもので、
普通、日本の遺跡は埋まっています。
そのため、発掘調査は、まず遺構を見つけることから始まります。

右図は、遺跡の土の堆積(土層といいます)を
断面で見たものです。

土の色が変わって堆積しているのがわかるかと思いますが、
それは周辺の環境の変化によって、堆積する土が変わったためです。

この場所では遺構が3つ見つかりました。(の3つ)
AとCの遺構には土器が入っていますね。

遺構Aと遺構Cには、重なっている部分があり(切り合い関係)、
その関係から遺構Aが新しいことがわかります。

また遺構Bと遺構Cは切り合い関係を持っていませんが、
遺構が掘り込まれる層が、Bの方が上にあることから、
遺構Bが新しいことがわかります。

汚い図ですいません

ということは、これらの遺構は、

遺構C → 遺構B → 遺構A

の順で作られたことがわかります。

でも、ここで注意

同じ層から掘り込まれた遺構が、同時期であるかどうかはわかりません

そしてこの関係をもとに、遺構から出土した遺物の新旧を確認できます。

 ☆メモ

現在では、遺物の新旧関係がかなり明らかになっていますので、
遺物の新旧によって、逆に土層の時期がわかることになります。

うーん、書き方がマジメすぎるかもしれない・・・(笑)。