top>Archa的考古学。>考古学って?その1
はじめまして。 直感の考古学 案内人のArchaです。
このサイトを見ていただいているということは、考古学に何かしらの縁のある方か、
もしくは考古学に興味をもっておられる方だと思います。
でも、最近アレな事件でいざこざの絶えない考古学ですので(笑)、
ここで一発、考古学とは何か、っていう問題に真っ向から挑戦してみましょう(おー)。
さて、「OOとは何か」という問題提起が良く行われますが、
結局は「他とどう違うか」ということが一番の焦点です。
だって、他と丸ごと同じだったら、価値がないと思われますからね(笑)。
だから、よく言われる「考古学とは何か」っていう問いは、つまり
「考古学は他学問とどのように違って、どのように違う成果を出すことができるのか」
という問いになります。
この問いに答えて、はじめて考古学が今の社会に存在できるのだと思います。
そして、ここではじめて、コレをご覧になっている皆様の元へ届くわけですね(笑)。
さて、ちょっとした難問ですが、やってみましょう。
といっても、論文ではないので(笑)、とりあえず、考古学の特徴をまず述べて、
その後にでも他分野のものに触れましょう。
まず一つは、実在するモノを扱うという点です。
これは、まずみなさんがイメージされる通り、土器や石器、木器など、
実際に現在存在しているものを扱う、ということです。
ここのメリットの一つは、
A 「資料の数量化ができる」ということ。
まぁ、ひらたく言えば、統計などの分析が行えるということですね。
そして、もう一つは、
B 「資料が絶対的に存在している」こと。
この2点が大事です。特にBは、一見アタリマエのことに聞こえますが、
たいへん大事です。
実は、これがたいへん大事な点です。
「絶対的に」という言葉がよくワカリマセンが、ようは、
どんなにナンクセつけても、昔のものは昔のものだっってことです(爆)。
最近、よく言われるのが、
歴史は現代の構築物である
っていうコトバ。
ひらたく言えば、
いまあなたが考えている過去(歴史)は、
あなたが「今」考えている過去(歴史)だから、現在のものだ
ってことです(笑)。
でも、
いまココにあるモノは、「今」に存在もしていますが、明らかに昔のモノですね(笑)。
(ここで、「昔から今へのモノの変容について」という問題と、
「モノの存在の認識の現在性」という問題があることはあります)
つまり、私たちが遺跡を発掘して、モノが出てきたとき、
その評価(名前付けや用途の推定など)は現在のものであっても、
モノの存在自体は昔と変わらない
ということですね。
よく考古学は型式学と層位学によって発展してきたといわれますが、
それはこの側面を表しているといえるでしょう。
考古学では
という方法が、基本です(いつか、この2つについても書きたいと思います)。
そしてこの方法によって検討される資料は、層位ごとの資料が単位となります。
もしくは遺構(昔の人々が穴を掘ったりして、地面に何か痕跡を残したモノ)ごとの
「一括資料」(一度に捨てられた資料群)になります。
そして、これらの資料が、考古学では無数あるわけです。
えー。そりでは、
これまでの考古学の特徴をさくっとまとめてみましょう。
といっても、実は上で挙げた3点は、考古学の特徴というより、
考古学資料の特徴といえます。
・・・ということで(?)まず考古学的資料の特徴をまとめて見ましょう。
それは、以下の文章にまとめることができます(ほんとかっ!?)。
「現代の学問としての資料価値を意図されずに、当時(昔)の人々によって関与され、
にもかかわらず我々が過去にさかのぼって段階的に入手できる実在物」
・・・・っと大風呂敷を広げたあと、
どうするかはお楽しみ(爆)。
ちなみに、これを論文に書く場合は、サイトのアドレスを掲載してください(爆)。